リラクゼーション・整体業界のM&Aの現況

マッサージの利用者は、女性が多く、また男女ともに20代~50代の働き盛りの人たちが多い。
 
近年では、あん摩・マッサージ・指圧のほか、骨盤のゆがみなどの矯正やストレッチなどを売りにしたものや、リフレクソロジーやクイックマッサージなど、ちょっとした空き時間に「癒し」を提供する新しい業態が登場している。
 
マッサージ料金(診療外)の国内における消費総額は2010年は1429億円であったが、2017年には1978億円と拡大している。
リラクゼーションには足裏マッサージ店からスーパー銭湯、スパ、岩盤浴、大型温浴施設まで幅広く存在している。
また、マッサージサロン(リフレクソロジーを含む)の店舗数も年々増加傾向にあり5万店前後を推移している。
 
この業界は立地条件が重要なビジネスであり、雑居ビルに入居しサービス展開をしているところが多い中、近年ではショッピングセンター内や駅中、駅前商業ビルなどでも多く見かけるようになった。
成功のポイントは施術のスキルも大切だが、立地が最も重要な要素となっている。
また、M&Aは活発に行われている。出店する側にとってはM&Aによる出店は店舗の損益が出店前からある程度把握しやすいことや、出店スピードを速めることが可能であることなどが挙げられる。
 
整体院は、厚生労働省によれば、施術所数はあん摩、マッサージ及び指圧を行う施術所数は4万5,572ヵ所、はり及び指圧を行う施術所は2万5,445ヵ所、あん摩、マッサージ及び指圧、はり並びにきゅうを行う施術所が3万7,682ヵ所あり、いずれの施術所も近年増加傾向にある。
需要が拡大するにつれてショッピングセンターや駅ビルなどにも出店するケースが出てきており、個人営業主体の業界ではあるが、チェーン化し企業化するところが多く出てきている。今後は他店との差別化をどのようにして打ち出していくかが問われている。